見るのは気持ちいい、想うのは楽しい
朝、空が明るくなる頃、自分の寝床から私のベッドまで来ます。
しばらくの間、寝ている私の脇で、私が活動を始めるまで待機しています。
私は6時ごろに起きて、台所に向かいます。自分のお弁当を作る。
その間、近くに伏せて私のことをじっと見ている。
時々目が合う。名前を呼べば、尻尾を振ります。
私が子供の頃はもっと外の景色を見ていたと思います。
電車の車窓から見える流れる景色が好きだった。土手に座ってみる川とか街とかを、ただ、ぼーっと眺めていることって、気持ちよかった。
好きなもの、好きな人を見つめたり、何気なく見ているのって気持ちいい。
好きなもの、好きな人を想うって楽しい。
生き物はそうやっているのが幸せなのだろうと思います。