もう歩けないくらいつかれた時
朝、コーヒがあるととても落ち着いた気持ちになれる。
たぶん、学生の時アパート住まいした頃から、コーヒーが好き。
それからずっと、どこでも欠かす事はありません。山行の時も挽いたコーヒーを持っていきます。
ところで、身体を限界まで使って疲労困憊の時、コーヒーを飲んだことってありますか? これ、ものすごい効果を実感します。
例えば、日の出前から歩き出して、ずっと一日中歩いて、もう夕暮れが近ずいているけれど、まだ歩かなければ下山できないような時。
こんなときって、気持ちが急いでいるけれど、あえて時間をかけてコーヒーを淹れます。ザックを下ろして、お湯を沸かして。
こんな状態でコーヒを飲むと、身体にカフェインが染み込んでいく感じがします。
そうして、あっという間に身体が疲労から快復するのです。
もしも疲れ切って、もう歩けない、そんな状態になりそうだったら、コーヒーをお勧めします。いつか、機会があったら、試してみてください。
見るのは気持ちいい、想うのは楽しい
朝、空が明るくなる頃、自分の寝床から私のベッドまで来ます。
しばらくの間、寝ている私の脇で、私が活動を始めるまで待機しています。
私は6時ごろに起きて、台所に向かいます。自分のお弁当を作る。
その間、近くに伏せて私のことをじっと見ている。
時々目が合う。名前を呼べば、尻尾を振ります。
私が子供の頃はもっと外の景色を見ていたと思います。
電車の車窓から見える流れる景色が好きだった。土手に座ってみる川とか街とかを、ただ、ぼーっと眺めていることって、気持ちよかった。
好きなもの、好きな人を見つめたり、何気なく見ているのって気持ちいい。
好きなもの、好きな人を想うって楽しい。
生き物はそうやっているのが幸せなのだろうと思います。
雨の日には
カーペンターズのRainy days and Mondayの旋律は綺麗ですね。
あの歌から感じるやるせない気持ちは、雨の日の山歩きに迷っている時の気持ちに近いかも。
晴れの日ばかりじゃ山を歩けない。雨だと迷うけれど行っちゃった方が良いこともある。
どんな天気だって実際に行かなくちゃわからない。(安全には配慮して欲しいけど)
山登りする人はきっとドラマチックな風景に出会いたい。
素晴らしい景色に感動するのは、荒れた天気が回復する瞬間かもしれないのです。
安定した天気だから、山行が充実するわけじゃない。だから雨でも山に行こう。
ところで、雨や風の道を歩いていて、山の生き物はみんな偉いって思います。
みんな生まれたままで荒天をやり過ごすことができる。
雨の日。山で生まれた生き物はどこで何をしているのかな。
大きな子も小さな子も自分のねぐらでじっとしているのかもしれません。
そうして、雨が過ぎ去って、活動できる時を待っているのかもしれません。
ダメな日を当たり前に起こること事として受け入れる。
それも生まれたまま、あるがままの自分で。
偉いなぁ。
(オオバグサ)
月曜日はブルー。
私は前日の山歩きでちょっと疲れていることが多い。
そんな日は早寝をするにかぎるかな。
誰にだって初めてはある
開拓時代のアメリカ、草原に暮らす家族のドラマです。
強くてなんでもできるお父さん、優しくて美人のお母さん、しっかりものの長女と、お転婆の次女(ローラって名前だったと思います)、そして赤ちゃんの5人家族だった。
ある日ローラが何かに失敗してベソをかいています。
そこに家族が励ましたり、助言したり、何か干渉してくる。
そうしたらローラは反発して言います。「誰にだって初めてはあるもん!」
傷心をそっとしておいて欲しい時ってある。
何か言われることが悔しかったり。
でも、失敗を後悔するのではなく、失敗は初めの第一歩だって主張できれば、きっと次は上手にできますね。
何かを始める勇気が必要になった時、「誰にだって初めてはあるもん」って言葉を思い出します。
もしも失敗したとしても、それは私のせいでも、誰かのせいでもありません。
きっと「初めて」のせいです。