くまのみる夢

こことか、あそことかに、たくさんの幸せの種が落ちています

浅間山は花の山

浅間山が噴火したニュースに驚きました。

先週末、登山した場所が噴火するなんて。

 

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改めて、色々な物事は、変化していくものなのだと思います。

大地は揺れたり、崩れたりするもの。

空はぐずついたり、荒れたり、暴れたりするもの。

そもそも宇宙は爆発してできたもの。

 

その中で生まれる命はか弱いけれど、とても粘り強く生活している。

 

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浅間山はたくさんの花が咲いている山です。

好きな山の一つ。

 

そこに生活する動植物は、何か感じているかな。

この頃の気象は何かおかしいぞって。

 

変化するのは当たり前。

時には厳しい事も起こり得るけれど、それを受け入れて生きる覚悟はしています。

だけど、その原因が、何か自らの間違った行いだったら......

それは正しくしなきゃね。

 

地球温暖化

この猛暑を味わいながら反省すべきこと、きっと何かありそう。

 

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山の神様、どうかこの猛暑を鎮めてくださいませ。

 

 

つよく生きる

なんか現実を顧みずに言いますが、私は強く生きることが出来たら良いな。

気力、体力、胆力、免疫力、とか、経済力、運気、などなど。

 

ところで誰かに「頑張れ」って言うじゃん。

あの感じはどこから?

 

各自の生き様に強弱なんて多分無いと思う。

強いから頑張れる。もしくは頑張れるから強い。

それって、ほんとは違うかも。

 

 

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8月になり、書斎のカレンダーの写真がグリズリーになりました。

疑いもなく、強い存在です。

 

たぶんだけど、強い理由は懸命に生きているから。

 

グリズリーも私たちもほんとうは強い。

みんなが。

 

 

雲はドラマチック

今日、ようやく関東の梅雨が明けました。

今まで、よく雨が続きました。

週末、山歩きする度にビショビショで泥んこだった。

 

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この写真は昨年の9月。写っているのは鳳凰三山地蔵岳です。

この写真を撮っていた時、雲に見惚れました。

沢に流れ込んでくる雲は波のよう。集まった雲は海のよう。

 

台風5号が去った昨日、山梨県の日向山に登った。

久しぶりにレインスーツ無しで。

とても蒸し暑い。でも雨でない事がとても嬉しい。

 

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日向山山頂から、甲斐駒ケ岳が見えたらいいなと願った。

雲に隠れてなかなか姿が見えない。

でも一瞬、雲が切れた。 少しだけ。多分5秒くらいかも。

 

くものある日

くもはかなしい

くものない日

そらはさびしい

 

(これは八木重吉さんの詩です)

 

 

 

 

 

イライラの時は明日に先送り

今日は何かと癪に障る日だった。イライラ。そんな日ってあるでしょ。

月曜日は疲れていて機嫌が悪いのだと思います。週末に山で遊んで体力的に疲れて、それに加えて天候も悪くブルーな気分の月曜日。

 

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昨日の山での出会い。

ヤマユリです。

週末に登った山でこの写真を撮っているとき、足元に蛇がいることに気がつきました。

わたしは蛇が苦手。蛇に出会ったせいかな、その山がなんとなく怖くなりました。

雨で薄暗いし。蜘蛛の巣が多かったし。

だからいつもより早く歩いた。

 

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今日のわたしは少し疲れているみたい。

コップにたくさん水が入っていて、もうこれ以上なにも入らない。

水面はザワザワ波立ってる感じ。

 

こんな時は呼吸に集中したらいいみたい。

ゆっくり呼吸する。それを数えてみる。

そうしながら仕事したけれど捗らない。

 

こんな日は、きっと疲労からイライラしている。

もしも今、わたしが山の中でこの状態だったら、「何もしない」って決めると思う。

なんか変だから、行動しない方がいい。

 

仕事だったら、我慢すべき日もあるかもしれないのだけど。

でも、きっと「明日に先送り」って選択も、きっと正解だったりするかも。

 

そんな訳で、早い時間に帰宅です。

早寝します。

 

銀竜草

ギンリョウソウ

 

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雨の山道。

樹林の中はうす暗いです。

 

泥濘んだ道を滑らないように歩き続けます。

するとふっと明るい色のこの植物に出会いました。

 

ギンリョウソウにはユウレイタケの別名もあるそうです。

本物の幽霊は時空を超えた、なにやら不確かな存在ですが、ユウレイタケの方は、薄暗い雨の山で見つけた灯火のよう。

 

一株見つかると、次々と周りにもいることに気がつきます。

透明感のある綺麗な株やら、生まれたてで土に汚れた株やら。

 

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命には多様性がある。

宇宙みたいに壮大なスケールで、不可思議な命がある。

 

わたしもそのひとつ。

誰か他の命の灯火みたいな存在になれたなら素敵だなぁ。

イワカガミ 

巻機山に住んでいるイワカガミです。

7月14日。山頂直下の避難小屋近くにたくさん咲いていました。

 

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確か......「瓦を磨く」って禅問答があったはず。

そう思い出し、ネット検索すると、すぐにヒットしました。「瓦を磨いて鏡となす」

 

いくら瓦を磨いても、鏡にはなりません。

その「瓦を磨くようなこと」、一言で言えば無駄なこと、そんなことはいくらでもしているような気がする。

 

そう言えば、毎週のように山歩きをしているので、よく人から言われます。「すごいですね、なんで山に行くのですか?」

きっと、眺めがいいから、とても気持ちいいから、ビールが美味しいから、自然が好きだから、そんなふうに答えを期待して聞いているのだろうなと思う。

 

でも、実際の山歩きの気持ちは違うのです。

それは言葉に出したら違ってしまう「何か」。言葉にならないもの。

磨いたらいつか鏡になるもの。

 

(禅問答の意味は他でお調べくださいませ)

 

 

 

一日一生

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雨の巻機山、七合目付近で出会ったニッコウキスゲです。

 

ニッコウキスゲは一日花。朝に咲いて夕方には花が終わる。

儚いな。こんなに立派な花なのに。

この写真を撮った7月14日は雨。こんな雨の日に、一日花なのに、潔く咲く花。

 

天台宗大阿闍梨酒井雄哉さんの著書「一日一生」を思い出します。

一日が一生だったら、どんな生き様だろう。そう思って読んだ本です。

 

雨の山。

天気が悪いからって、明らかに危険じゃない限り先送りすることはないです。

 

一日が一生なら、先送りは禁止。

ですが、「行かねばならぬ」はもっと禁止。